私にそれは背負えない... 避難所運営訓練会議
更新日:2021年12月18日
会長の中井です。多聞小学校は地震などの災害時に避難所になっています、が....
昨年、訓練に参加してみて「えっ、これでは実際には避難できないんじゃないだろうか?」と、不安になりました。今年はその現実をみんなで共有し確認しようと思い、公式LINEで参加者を募ってみました。
12月11日(土)に避難所運営訓練(会議)が行われました。そして、一緒に参加してくれた5名の保護者のみなさんが
「....ショッキングでした。これだと避難してこれないですよね?」
と終わる頃には口々に言っていました。
まずは同じ心配を共有できてよかったです。
そのぐらい、避難所の現実はキビシイです。
心配ポイントをいくつか紹介します(←多すぎるので)
①災害時に避難所開設に「世田谷区の職員」は誰も来ません!
仕切る人、動く人、手伝う人、そのすべては「避難者自身」なのです。
②避難所には多くても500名ほどしか避難を想定されていません(多聞小の家族だけでも1700名いるのに)。食料もその人数×1日分のみ、追加の食料の到着は災害3日目からの想定です。当然トイレも足りません。
③だれが仕切るのか?
それは地域住民の避難所運営委員ですが、町内会は70〜80歳代ばかり、PTAもメンバーですが、正直私たちはその自覚がアリマセン...。やり方も物資の場所もみんな知りません。
④避難所の鍵は誰が持ってるんでしょうか?
地域の3名。なんと、その1名が.....PTA会長なんです!
えっ!わたし???
そ、そんな重大なこと引き受けたつもりない....ムリです。こまる。。。
⑤避難所運営について、理論的な計画は世田谷区がしてくれていますが、
実際に現場で誰が、どのように、何を、の部分は白紙に近いです。
私としては、これは自分にはまったく背負えない責任だと言うことを、ここでみなさんに予め伝えておきたいです。
だからこそ、この現実をみなさんに共有して、「自分で備える」「みんなで考える」ことを『わたしの負えるレベルの責任』としてうったえていこうと思います!!
今回、私たちPTAからは
・3階を子どもと女性のためのレディースフロアーにして、安全を確保したい。
・『子どもだけ』で避難してくる想定をする。共働き家庭では家に子どもだけでいて被災する場合があり、また授業時間に被災した場合も保護者の迎えが翌日までこないことを想定して備えたい。
の2点を提案して、今後の検討課題となりました。
私としては来年は『災害時に役立つたもんPTA』を1番にしていきたいと思ってます。
まずは1月に予定されている
『校長先生と行く多聞小ミステリーツアー』
校内のさまざまな場所を見て回って、どこに何があるか?避難時にはどう使われるか?などを一緒に把握していきましょう。ぜひぜひご参加ください!
Q:避難所を運営するのはだれですか?
A:あなたです。。
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